流されるままに。
呑んでいればご機嫌。
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上高地に戻ってきた。仕事の電話をしている彼を置いて、一人先に上高地へ。朝早かった一昨日の朝と違って、観光客がたくさんいる。そんな中での大きなバックパックが嬉しい。私は登ったんだよ、穂高に。缶ビールを買い、外であける。山帰りのビールは格別。ビールを飲みながら彼を待つ。
お風呂とお昼、どっちにする? 理想はお風呂だけど、そうも言ってられない。頭の中に牛丼が回っている。おばあちゃんが「どこへ行ってもかつ丼なのよ。」と言っていたのを真似して、「じゃあ私は牛丼」って中学生くらいのとき決めて以来の私の定番メニュー。最近は吉牛も松屋もあるし、忘れていたけれど、こういうときに出てくるんだね。絶対牛丼!そう言ってはみたけれど、牛丼はメニューになかった。 帰りのバスのチケットを取って、立ち寄り湯の案内もらって、お風呂へ。お湯に浸かると、いつもながら、優しい気持ちがやってくる。ピリピリした今朝の登りも、イライラしていた穂高の下りも、全部わたしの初穂高だ。月餅で名月を祝ったのも、テントで泣いたのも。おでんを食べたのも転んだのも。「恋人なんでしょ」とおばちゃんに言われて微妙な空気が流れたのも、山頂で「一緒に写真撮ろう」と彼から言ってくれたのも。全部。わたしの初穂高。バスで彼は眠り込む。私の膝で眠る彼の頭と肩に手をのせる。真っ暗な外の、大きな月を眺めながら。 PR |
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