流されるままに。
呑んでいればご機嫌。
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「死者の書」24句
岩牀へ闇へ冷たき雫かな 鴨池に浮かぶいのちの終はりの日 死してなほ姉とおとうと馬酔木折る 軋めきてひつそりとして朧の夜 春の海越へて阿弥陀経一巻 春愁のはじめは鶯想うこと 春分や一文字ずつに墨の陰 濡れしまま置かれたる筆夕雲雀 俤の方へ方へと春の夢 やはらかな旅の衣に春の雨 彼の人の待ちをるところ山笑ふ 旅の笠揺らして風のかがやけり 山をがむために小桜咲ける寺 いつのまに東白みや春燈 梅の香や闇の堅さのほぐれゆく 鶯やけふから空は広がりぬ 花菫くさむらに袖濡らしつつ 白玉のやうなる指(および)春愁ひ 白玉を抱き玉藻なる我が身かな 罪なのか購ふものか躑躅燃ゆ 蓮の花機織の音音を追ふ 虹幾重当麻の里を去りゆきぬ 下萌やふはりふはりと人の恋 春満ちて死者も生者も眠しとや PR |
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