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俳句のヒント盛り沢山のブログを見つけた。

ブログの作者は、師の中原道夫氏から次の秘伝を授けられた。
”ごく当たり前の誰でも思っていることを、うまく表現する”

多くを語らないこと。
読者が思いめぐらす余白を残しておく。

そしてさらに、鈴木鷹夫氏の句集を分析して、俳句のヒントを探っている。

1.食べものと場の組み合わせで情景を限定する。
(例句)
沖に雨烟れる鯵の叩きかな
白桃の冷ゆるを待ちて方丈記
鯵三匹皿によりそう細月夜
 
2.すれ違った人、いあわせた人に場を語らせる。
(例句)
だんまりの客ゐてつひに雨月かな
山の地図に三人額よせて秋
踊り子のほてりが過ぎぬ杉の闇

3.音を見逃さない。
(例句)
遍路杖倒れてひびく稲の花
昼酒の利きや湖北に竹伐る音
伊賀線がひびきてとおる寒雀

4.色・光・烟を活かす。
(例句)
大津絵の朱の美しき寒暮なり
藁灰の芯のくれない北近江
水無月の戸の隙間より弥陀明かり

5.所作で何かを語らせる。
(例句)
寒灯の下の落雁まだ食はず
冬ゆうやけ頬杖をもうはづさねば
仰ぐ時人は瞬く杉若葉
花桐や朝刊の香を脇ばさみ

6.発生した小事に別のものを語らせる。
(例句)
受付を濡らして秋の山の雨
琴爪のしまいわすれてある寒さ
鈍行のなかなかたたぬ花の駅

7.想像
(例句)
鴨の羽拾へば天に羽摶つ音

8.簡潔な表現
(例句)
追伸に漬梅のこと叔母のこと



  
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