流されるままに。
呑んでいればご機嫌。
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遅めのお昼は、満場一致でカレーになった。夜ごはんも早いだろうからと二人で一杯だけにしたカレーを、そのときは私が掻き込んでいた。穂高岳山荘前の広場で、奥穂への壁から離れたほうのテーブルで、その壁に向かってカレーを食べていた。場がざわついた。きゃー、という声が若干、もっと低い、どよっとしたざわめきが波となっていた。何?カレーの手を止め、どよめきの先を見る。うわっ、まだ落ちている。やっと止まる。落ちたのは人?彼は一部始終を見たようだ。その岩場には梯子が二段かかっている。人が、上の梯子の上から落ち、いったん梯子と梯子の間の踊り場に落ち、さらに下の梯子の下まで落ちたらしい。
人が落ちました!血が出ています!人を呼んでください! 岩にいる人が叫ぶ。 山荘の人に言いました!すぐに人が行きます! 下にいる人が叫ぶ。 山荘から救助の人が出てきた。道ではない岩を登っていく。二人が、落ちた人に取りかかる。落ちた人は、どうやら生きているようだ。まずはよかった。どうしても自力で動かなければいけないところらしい。救助の人の助けで、自力で動く。広場の人が固唾を呑んで見守る。救助の人が背負えるところまで降りれたようで、あとは救助隊が背負って降りる。穂高岳山荘の中へ運ばれる。 PR |
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