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流されるままに。 呑んでいればご機嫌。
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 友人のMに声をかけてみたら、予想外に「行く」というのでわたしの決まらない気持ちが決まった。友人は男性だか、登山経験はほとんどない。それでも富山の人だから、小さいとき白山と、旅人だから海外でのトレッキングと、直前にわたしの仲間内の山行に一回ついてきていた。わたしが行こうかと心を決めかねていたのは、奥穂高岳だった。奥穂にはどうしても行きたいが、奥穂へ行くのには、えいやっ。というエネルギーがいる。二年前には、涸沢のテン場で一泊、穂高岳山荘のテン場で一泊。そして夜明け前に出発して山頂でご来光。去年は涸沢でテントを張り、悩んだ結果、翌日は雨の北穂を選んだ。去年と一昨年で違うこと、それは、去年は一人だったということだ。ほかにも挙げれば理由はあったが、一人で奥穂ルートを取るのは、涸沢まで行っていても、かなり大きなエネルギーがいるということを認識した。奥穂で覚えているのは、山荘の目の前の梯子を登らなければいけないこと、帰り道はかなりしんどかったことである。それでもわたしには、奥穂に行きたい理由があった。去年行けなかったのも、自分では納得ではあっても、やはり心残りのままであった。奥穂の山頂を、もう一度踏みたい。
 さて、初心者のMと行くならば、涸沢までかな、と考える。事前に登山道具もチェックしていないし、今回は念のため二泊できるように月曜有給を取ってはいるが、無理する必要はない。Mを涸沢に残して、単身奥穂をピストンしてくることも考えられる。或いは、涸沢から完全に別行動もありうる。どちらにしても、もし涸沢宿泊となれば彼は小屋泊。仕方がないから、わたしはテントか。大混雑の山小屋で隣同士に寝るのはさすがに気を遣うに違いない。テントを担いだら、やっぱり涸沢まで、というのが妥当だろう。奥穂を諦めるわけではないけれど、可能性の一つにしておこう。涸沢までだって、今年のわたしは、一人だったらやっぱり動けないのだ。涸沢まででも一緒に行ってくれる人がいれば、涸沢まで行こうという気が随分と気楽なものになる。涸沢でやめてしまっても、初めての人に涸沢を見せてあげられる。誰かに声をかけなくても、一杯呑む友人がいる。友人と一杯呑めたなら、涸沢での一泊は、奥穂をあきらめてもお釣りがくる。いくつかの案を用意し、奥穂へ行けない言い訳もいくつか用意して、それで出たとこ勝負だ。

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