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流されるままに。 呑んでいればご機嫌。
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屋久島の6月は、石楠花で有名らしい。私が訪れたのは7月の下旬で、夏真っ盛り。水と緑は豊富だが、花らしい花は見当たらない。確かに石楠花が多い。今から歩く、遙かな山へと続く一本道は、左右に石楠花が茂っている。遠くから見ていたら、石楠花の茂みから鹿が出てきて猿も出てきた。そしてまた茂みへと消えていった。そしてさっきその道を歩いていたら、すぐそこの石楠花の群生の間から、鹿が顔を出した。すぐそこに、こちらを見ている鹿と顔を見合わせる。満開の頃はさぞ楽しいだろうと想像しながら、花の終わった石楠花の道を歩く。

永田岳の山頂は、大きな岩でできている。つい少し前までは灼熱の太陽が降り注ぐばかりであったが、今は多少雲で翳るときもある。岩を向こう側にまわって、登りやすそうなところへ取り付く。そこに見つけた。手の届かない先に、岩にひっつくように、小さな花が一塊に咲いている。白い小さな花たち。私の知っている花であえて探せば、一番近いのは菫だろうか。今回の旅で、初めて出会った花。北側で涼しいのか、環境がそこだけ適しているのか。近くに他の花は、いや、同じ花も見当たらない。岩の側面だから、手に触れるほど近くに寄ることも、顔を近づけてじっくり見ることもできない。

隣の岩からデジカメで一枚。

近場の山に連れて行ってくれている仲間がいる。そのリーダーの一人に、花に詳しく山に詳しい人がいる。屋久島へ行った報告を兼ねて、花の写真を見せたい。そんなことを漠然と考えていた。やっと出会えた花。彼女に教えてもらおう。この花の名前を。あと一歩で頂上。

炎天の果て頂の岩静か
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