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流されるままに。 呑んでいればご機嫌。
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あまりにも勢いのよい私たちを見込んで、蓋をあけたところまでの長い側溝を終えると、道の続きではなく、角地の更地のヘドロ取り作業が私たちに与えられた。この作業は、まこっちゃん曰く「砂場の砂を掻いている感じ」。乾いた土、ヘドロ、砂利。鍬で土地をおこし、タールの部分まで取り除いていく。30分ごとにこまめに休憩を取り、この作業を続ける。土嚢もたくさん作られていき、回収のトラックが来るとトラックに積んでいく。トラックの運転手は抜擢された4班の人で、回ってくると喜んで迎え、手を振って送りだし、何周もしている間に仲間になって、道の向こうからヘッドランプでピカッと挨拶してくれるようになった。

今回の作業で前回と一番違ったのは、地域住民の方に呼びかけたことだ。この地域の側溝は、市がやるか、住民がやるか、ボランティアがやるか、二転三転四転五転した結果、住民主体でボランティアがお手伝い→そうは言っても地域住民は高齢者が多く、また自宅もやられている現状で、現実的にそれは無理、ボランティア主体でできるだけ地域の方を巻き込むという方針に決まったという背景があった。作業を始めると、ボランティアのTOP真奈美さんが、自転車で走りながらトラメガで呼びかける。「住吉町のみなさん。ボランティアが側溝の清掃をします。よかったら一緒にお手伝いください。」この結果、ご自宅にいらっしゃるお宅では、どのおうちからも住民の方が外に出て、おじいさんは実は側溝の蓋あけが上手だったり、そのおじいさんを師匠と呼んで教えてもらったり、ホースで水をくれたり、おにぎりや磯辺焼きの差し入れをいただいたりした。極めつけは、お昼におにぎりをくださったおうちで、夕方もう一度撤収に間に合うように作ってくださり、箱ごとキャンプ場へ持ち帰った。全部のおにぎりを食べ終え、箱を捨てる前に底に敷いてあったアルミホイルを取り除くと、なんとメッセージが書いてあった。

「頑張ってくれた皆様  遠いところ被災地石巻住吉町にお越し下さいまして本当にありがとうございました。感謝です!ありがとう。きれいになったら又来て下さい。おにぎりよりおいしいもの、ごちそうしたいです!」

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