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流されるままに。 呑んでいればご機嫌。
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  知り合いが尾瀬で働いているから行きますか?

軽く社交辞令くらいのつもりで言ってみたら、マリコさんは卓上カレンダーを持って私の席にやってきた。

  いつ行く?

というわけで、一人だったらなかなか上がらなかった腰を上げ、尾瀬へ行くことになった。

  私、山登るんで、マリコさんは、尾瀬を散策して先に東電小屋に行っててください。

  何言ってるの?私、体力あるのよ。

というわけで、一緒に燧ケ岳も登ることになった。

尾瀬のお兄さんにメールで問い合わせたら、空いている週末は9月11-12日ということだったので、その日に行くことになった。ついでにお兄さんの名前も、そのとき聞いておいた。カジオさんという苗字だった。

 マリコさんは会社の同僚で、私たちは10人ちょっとの会計事務所で働いている。私は入ってもうすぐ1年というところで、マリコさんはもうすぐ3年というところだ。一番下っ端での1年間、私が入ったときいた人ですでにいない人が4人、私のあとに入って残っているのは私の1週間あとに来た人だけで、すぐに辞めるか辞めさせられるかで一瞬いた人が4人。なんとなくいろんなことに疑問を感じつつも、まあ下っ端だし下っ端働きをやってればいいかというスタンスで、疑問には触れずに過ごしていた。

 この日は定時でさっさと帰り、一度家に戻ってシャワーを浴びて、荷物を持って新宿へ向かった。マリコさんは家が遠いから帰っていたらもっと大変、と荷物を新宿で預けてあり、新宿で時間を潰してもらって合流した。尾瀬の入り口の一つ、大清水までのバスに乗るには、ここからまず池袋、池袋でバスを乗り換えてトコトコ行くのだった。直通バスだから、みんな目的地は尾瀬。なのに、山に登りそうな人が見当たらない。たとえば上高地行きのバスターミナルは、山男山女だらけだ。ここ池袋のバス乗り場にいるのは、今年流行りの山スカートの山ガールたちだった。なるほど尾瀬はそういうところなのかもしれない。何も燧に登らなくても、尾瀬は尾瀬としてそこにあるんだ。ガッツリ山に登らなくてもいい。私を山ガールに仕立てようと目論んだマリコさんと、山ガールデビューを目論んだもののイマイチ乗りきれなくて今回は断念した私は、当然山ガールたちに目が行ってしまう。なるほど、こういう風に着るのね、とか、青いの案外可愛いじゃない、とか、慌てて買わずによかった。参考にさせていただこう。とにかくこの尾瀬に向かうバスの中で、山っぽいのは断然私たちだった。
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