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流されるままに。 呑んでいればご機嫌。
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この日わたしが陥った恐怖を、書いておくべきだろう。

布団にもぐりこんでから、脳が妙に動いている。ところが、だからと言って、うまく脳が回っているとは思えない。いっぱい回っているのは確かなようだ。つまり、なんだか、空回りしているようなのだ。何も考えていないのに、頭の中で何かがぐるぐると、すごい勢いで回ってはいる。そう、脳がなぜだか興奮している。けれど、何一つ生み出したり整理したりはしていないのだ。まぁ、落ちているよりはいい。身体も動かず、脳も止まってしまっているような状態が続いていた、それより、脳が動いているほうがいい。そう思っていると、なんだか脈も早くなってきたようだ。脳がむやみに興奮している、その興奮が身体にも伝わっている。心臓がばくばくいっている。これって何なのだろう。アドレナリンが出すぎているのか。アドレナリン放出の目が、詰まっているのか壊れているのか、詰まるときは詰まり、出るとコントロールできずにどっと出る。そんなイメージが浮かぶ。コントロールできないのは、今までの人生でわかっているから、やる気になったときに勢いで、できるところまでやったほうがいい。それにしても、この興奮状態は異常である。取り立てて近い大きな目標があるわけではない、何もないのに、何かができるような大きな気がして、心臓と脳だけが回転を速めている。心臓と脳が異常に回転を速めている・・・?それって。もしかして・・・。死が近い、ということ?死が近いから、生き急いでいる?わたしの意志とは関係ないところで、何かの物質に突き動かされて、脳が、心臓が、異常な動きをしている。何かの物質は、何によって?大きな力、目に見えない力、神さま?死は、やっぱり誰かが決めていることで、運が良ければ事前にそれを感じられる、ということ?それとも、逆に自分身体の中の出来ごと?身体の中で、死が近いということを示す何かしらの信号が出て、それを身体の別の物質が受け取っている?だから、意味もなく、むやみにあせっているのだろうか・・・。わたしはもうすぐ、死ぬのだろうか。。。
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